ソーラーフロンティア製パネルってどうなんだろう
私は48.3kWと51.8kWの2基の太陽光発電施設を所有してますが、両方ともソーラーフロンティアのCISパネルを使用してます。
CISパネル自体は一般的なシリコン製パネルと比べるとマイナーな部類で、比較的新しい方式のため実際の現場で設置後20年たったパネルが存在せず実際の劣化状況についてまだ結果が出てません。もちろんメーカーとしては色々な試験を通じて問題ないとしてますし出力保証もしてます。(ソーラーフロンティアは国産パネルで唯一パネル出力20年保証)
色々な製品について方式についてとかく言われることはありますが、私が思うに品質は方式(太陽光パネルでいうと単結晶、多結晶、CIS等)で考えられる物ではなくその製品自体がどのように設計されてどの程度しっかり作られているかにつきるのではないかと思ってます。
ソーラーフロンティア製パネルがどの程度しっかり作られているか具体的な事は分かりませんが、国内メーカーとして流石に酷い物を使用して作られているとは考えにくいです。太陽光パネルで言うとバックシートの材質や表面のガラスとの接着剤の品質などが長期使用の際に問題となってくると思いますがこの辺りの使用している素材に関してまず心配ないでしょう。あとはCIS構造上の致命的な問題が発生する可能性ですが少なくても10年間位稼働しているパネルに関しては問題は発生してないようですので初期投資回収が10年とすると現在でも損はしない状況です。
CISパネルは投資という観点のみで考えると必ずしも正解ではないかもしれませんが、海外製パネルの色々な不安事項がある程度解消できる点を考えるとパネルの価格差もある程度は納得出来るのではと思います。
投資効率というと同規模の近所の太陽光発電施設と比べて10%位発電量が多いような印象です。この優位性が今後も続くとしたら投資効率としても海外製パネルとの差は少なくなるかもしれません。