これからは350A推奨?太陽光の主ブレーカー
こんにちは、りょうです。
今回設置した太陽光発電施設の主ブレーカーですが業者さんが350Aのブレーカーを選択してました。最近の暑さで300Aブレーカーでもブレーカーが落ちてしまう施設が何件かあったので350Aに変更しておいたとの事。過積載案件が増えて最大出力の状態が長く続くため発熱が増えてるのも一因とか。設置時なら追加工事費用も大きくはないので気になる方は検討しても良いかなと思います。
ただ、既存施設を350Aにするとなると要検討です。
250Aブレーカーを使ってた施設でブレーカー落ち対策のため後からブレーカーを300Aに変えたという話はよく聞きますがこれは既設ケーブルの許容電流内な事が多く比較的簡単な工事で済みます。
これが350Aブレーカーに変更となると主配線の引き直しも必要となる可能性が高く大がかりな工事になってしまいます。300Aでブレーカーが頻繁に落ちるという話は聞いたことがないので費用対効果を考えると既存施設の350Aへの変更は微妙でしょう。
そもそもブレーカー落ちの原因は分電盤内温度の上昇が原因なので分電盤の温度が上がらないような設置場所、分電盤の素材、大きさ等を気を付けていく事が重要かと思います。分電盤はパネル下など直射日光に当たらない場所に設置した方がよいのかもしれません。