STAP問題の小保方氏会見を見て
今年に入ってSTAP細胞という聞いた物が無い物を作成したという事でニュースになってましたが、最終的にこんな形にまでなるとは思ってもいませんでした。STAP細胞が存在するのか、はたまたSTAP細胞は存在せず小保方氏が悪意を持って改ざんを行って論文を発表したかは今後の行く末を見守るしかないのですがその事よりも理研の対応に関して疑問を感じる次第です。
仮に小保方氏が不正を行い悪意を持って改ざんをしていたとして本人の責任は当然あるとしてもその管理者としての上司の責任、また組織である理研の責任は真逃れません。それを不正や改ざんはすべて小保方氏一人で行ったとし責任はすべて小保方氏にあるとしている理研に対しては理解出来ません。あまりにも幼稚すぎて笑ってしまいますね。
ただ、この事例に関して他人事とは思えません。
現状、世の中はどんどん個人の責任を問う形となっており個人が責任を背負う割合が増えてきてます。また「世の中が変わった」と言って上の年代の人はどんどん下の年代にしわ寄せを持ってきてます。その辺りはさすが年の功、社会の仕組みをうまく使い世の中を渡っているなと思います。
まだ世の中が解っていない20、30代の人(私もですが)はホント良く考えて行動しないと都合の良いようにあしらわれてしまう事を肝に銘じた方が良いです。例えば給料という面で見てみると20,30代は派遣社員という形で本来貰えていたであろう給料がばっさり減らされいる人がたくさんいます。また正社員でも年功序列をなくすという名目で昇級はかなり抑えられてます。上の世代と比べると同じような仕事をしていた場合、確実に貰える給料は少なくなってます。
そういった視点で社会を見ていくと「会社に属している」というメリットがどんどん無くなって来ていると感じる次第です。