売電価格21円で野立太陽光発電は成り立つか?
2017/06/22
24円買取の申請期限が過ぎ、これから太陽光発電を計画するとなると21円での買取価格で利益を出さないといけません。
21円買取というとかなり安いですが採算ラインはどの辺りかを考えてみました。
50kW太陽光発電施設の場合
54000kWh × 21円 = 1,134,000円
となり、年間売電金額は113万円。投資金額回収を表面利回りで7年とすると約800万で土地、設備を用意しなくてはいけません。
年間発電量54000kWはかなり厳しめの値ですので実際はまず上回るかと思いますが過積載無しだと結構厳しいかもしれません。
ということで過積載前提として考えていきます。
78kW過積載システムの場合
81000kW × 21円 = 1,701,000円
過積載した分を単純に売電量を増やしてますので多少ロスはあるかと思いますが実際の過積載による発電ロスは数パーセントなのと少なめの発電量見積なので恐らく実際の発電量はこれ以上になるかと思います。投資金額回収を表面利回りで7年とすると1200万で設置する必要があります。
となると土地に300万、系統連系に70万、フェンスに30万として78kW太陽光発電施設を800万で作れれば今までと同様の利回りとなります。この金額はかなり厳しいですがここから設備代金と実際の発電量を考え自分の許容出来る数値を探っていくと良いのかなと思います。
2017年の太陽光施設価格はどうなるか解りませんが条件の良い土地さえあれば何となく21円でも出来るのではと感じてます。