リーフを半年乗って感じた事4
2017/02/20
4.使用用途は限られるがつぼにはまればとても良い車
リーフで一番気になるのは航続距離の短さだと思いますが私の乗り方だと100%まで充電して充電催促ランプが付くまで春、夏、秋は130km程度、そこから30km程度は走れると思うので160km位が実際に走れる限界値となります。冬に関しては経験がまだ少ないですが先日降った雪の日(外気温計で0℃、雪が降っている状況)は120km程度でギリギリといった感じです。
私の使用用途では太陽光発電施設の往復は途中充電無しでは少々厳しいですが太陽光発電施設に200Vコンセントを設置したので作業中充電していれば急速充電器を使わなくても余裕を持って帰ってこれます。
100km以上走る必要がある場合は途中で急速充電をすれば良く、全国の日産ディーラー、高速道路のSA・PAに急速充電器は置いてますから時間に余裕を持っていけば問題ありません。渋滞に巻き込まれたりして途中で電欠してしまうのではと不安に思う人もいると思いますが、電気自動車は速度が遅いほど電費が良くなる傾向があり渋滞に巻き込まれても極端に電費が悪くなる事はありません。真冬で何時間も全く動かない等よっぽど特殊な状態で無ければ電欠する事はまず無いでしょう。ただ、長距離を走る場合はあらかじめ充電スポットを調べてから移動しないといけないのでそれを面倒と思う人は向かないと思います。
ネット上では「電池劣化が酷い」「冬は暖房を入れるとすぐに電池が無くなる」等ネガティブなコメントが散見されますがこれらはマイナーチェンジ後に解決とはなってませんが随分と改善されてます。
例えば寒さ対策として天井に断熱材が入ったり、シートヒーターやハンドルヒータ標準装備、暖房は電熱式からヒートポンプ式へ変更等色々対策がされており、航続距離以外は同クラスのガソリン車よりむしろ快適。電池劣化に関しては未知数ですが少なくても2万キロ程度で劣化は感じられません。2015年式以降の電池は対策がされているようですので極端な劣化は無いのではと楽観的に考えてます。今後どうなるか解りませんが最悪でも60万円で電池交換できるのでどうしようもないという状態になってしまったら交換すれば良いかと思ってます。
自宅充電が面倒と思うかもしれませんが私の場合、充電器を追加購入し自宅コンセントに差しっぱなしにして充電器を置いてます。これだと乗り終わった後にケーブルを伸ばして充電すれば良いだけなので手間は殆ど掛かりません。むしろガソリンスタンドに行く必要が無くなったので楽になったと感じてます。
私は2015年式24kWリーフを中古で180万円で購入しましたが装備を考えるとあり得ないくらいお得感があります。走りは予想外に良く内装も高級感はありませんが安っぽさも感じません。リーフ一台ですべてをこなすのは厳しい面もありますが戸建てに住んでいる方でセカンドカーとしてなら十分実用的。軽自動車も考えましたがターボ車にすると180万近くになりそれなら中古のリーフで良いかなと考えリーフにしましたが私には大正解でした。
リーフはすべての人にお勧め出来る車では無いですが
1.戸建てに住んでいる
2.セカンドカーとして使用
3.中古車でも良い
という点に該当する方なら購入検討にリーフを入れるべきでしょう。日産ディーラーから試乗車として使用していた走行距離1万キロ前後の高年式中古車が多数出てますのでその中から気に入った物を選べば大きなトラブルに巻き込まれる事は無いと思います。